雑木と呼ばれる樹木は、もともと里山で生えていたもの。
アオダモ、コナラ、クヌギ、ヤマボウシなど あるときは燃料となる炭に、あるときは家具小物づくりと 私たちの生活に役立ってきました。
もともとは私たちの身近にあった雑木ですが 今は、庭を彩る主役として活躍をしています。 春は、みずみずしい若葉がさわやかな風を送り 夏には、照りつける太陽から守ってくれる緑陰を作り、秋には、葉が赤やオレンジ、黄色などに色づき、冬は冬で、葉に隠れていた美しい樹形が姿をあらわします。
庭に雑木を植えることは、 四季折々の樹木の美しさに魅了されるとともに 私たちに遠い里山の記憶を呼び戻させることにもなります。
だからこそ、雑木の庭は私たちに感動を与えてくれるのです。