ユウギリソウの別名は、トラリウム。ギリシャ語の“喉”を意味することばに由来し、この植物が喉の病気に効果があるとされたことにちなむもの。水はけのよい用土を好み、有機質に富んだ土壌が適する。生長の低温限界は-5℃で、高温限界は35℃。水切れを嫌うので適時水やりする。生長したら倒伏しないように支柱を立てる。長日植物なので、人工照明によって促成栽培をすることができる。連作障害がある。乾燥時にダニ類がつきやすい。ネマトーダに弱いので用土を消毒して使用する。
園芸分類 | 多年草(1,2年草扱い) | 背丈 | 60cm~100cm程度 |
花色 | 濃紫、赤紫、淡紫、白など | 開花期 | 6月~8月 |
耐寒 | 強い | 耐暑 | 強い |
ユーパトリウムは、山野の湿原に自生し、細身ですらりとした草姿となる。ロックガーデンにや水盤作りなどによい。他の山野草と混食すると風情がある。混色や八重咲きなど品種がいくつか育成されている。北米産のユ・コエレスティナムは青花フジカマとも呼ばれ、涼感のある花が株を覆うように咲く。ヒヨドリバナとは異なり地下茎が伸びるので、よいグランドカバーになる。
園芸分類 | 宿根草 | 背丈 | 50cm~100cm程度 |
花色 | 白、紫、青、ピンク | 開花期 | 8月~9月 |
耐寒 | 強い | 耐暑 | 強い |
ユッカは、インテリア・グリーンの中では木物として人気をよんでいる。小型で灰緑色の葉を密につける種類は、バランスのよい草姿で注目されている。徒長させないように、春から秋まではできるだけ光線に当て、締まった株に育てる。寒さには強く、5度もあれば越冬する。室内でガラス越しの光線に当てるようにする。水やりは、春から秋は鉢土の表面が白っぽく乾いたら与える。冬は鉢土が乾いたら、夕方までに水が抜ける程度の量を与える。肥料は控えめにする。5~9月に1~2回、緩効性の化成肥料か油かすの置き肥えを施す。病害虫についてはカイガラムシに注意する。
園芸分類 | 観葉植物 | 背丈 | 20cm~2m程度 |
花色 | 開花期 | ||
耐寒 | やや強い | 耐暑 | 強い |