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植物図鑑ま行

マテバシイ

マテバシイは、九州南部、特に薩摩地方に自生が多いところからサツマジイとも呼ばれる。樹皮は灰褐色、平滑。下部でよく分枝し、樹形は球形に近い形になる。葉はやや大形で長楕円形、厚く光沢がある。堅果は1年半かかって熟し、長細く先が尖る。渋みが少なく、油分を多く含んでいて、食用にされる。材は建築、器具材として使われる。庭木としては緑陰樹、景観樹になり、街路樹、防風樹、防火樹、防潮樹など用途は広い。
園芸分類 常緑樹 背丈 10m~15m程度
花色 淡黄色 開花期 6月
耐寒 強い 耐暑 強い

マリーゴールド

マリーゴールドは、キク科タゲテス属。夏秋花壇用。小輪多花性で、花色豊富、一重と八重咲きがある。日光を好み、強い日射しが当たるほどよく育つ。用土の過湿を嫌うので、水やりに注意するとともに、長雨にも当てないようにする。真夏は風通しをよくし、あまり高温にならないようにする。花がらはこまめに摘み取るとともに、茂りすぎた株を切り戻すと、秋の終わりまで花が咲く。追肥は、薄めの液肥を月に2回程度水やりのかわりに与えるとよい。新芽や葉裏にはアブラムシやダニ類がつきやすいので、葉裏に水をかけ防除する。
園芸分類 1・2年草 背丈 20cm~100cm程度
花色 山吹色、オレンジ、クリーム、黄色、赤、白 開花期 5月~10月
耐寒 弱い 耐暑 強い

ミント

ミントは、ハーブの中で最もポピュラーな品種。強い香りを放ち天然虫よけ剤のハッカ油の材料になる。ミントというと、スカっとしたさわやかな香りがするが、中にはアップルミントのようにほんのり甘くすっきりとした香りの品種もある。日当たりの良すぎる場所だと、葉が萎れたり枯れたりするため、半日陰の風通しの良い場所が最も適している。日陰では葉の色や香りが悪くなる。乾燥に気を付ける。
園芸分類 ハーブ 背丈 60cm~1m程度
花色 白、ピンク 開花期 7月~9月
耐寒 強い 耐暑 強い

ムラサキシキブ

ムラサキシキブは、低い山地や野原に生える落葉低木。葉は対生し、裏面に黄色い腺点がある。樹皮は灰白色。葉の付け根から集散花序を出し、多数の淡緑色の小さな花が群がり咲く。秋になると、実は直径3~4mmの球形になり、美しい紫色に熟す。実の白い品種をシロシキブという。和名の紫式部は実の美しさを紫式部にたとえたものとの説がある。ムラサキシキブの幹はまっすぐで丈夫なため、道具の柄や杖などに用いられ、昔から人々に親しまれてきた。
園芸分類 落葉低木 背丈 2m~3m
花色 ピンク 開花期 6月~7月
耐寒 強い 耐暑 強い

モンステラ

モンステラは、葉の形が独特のうえ、耐陰性、耐寒性にすぐれているので、インテリア・グリーンとして人気がある。生育するにしたがって葉の形や大きさが異なるので、生育に応じて鉢を大きくする。置き場所に困るときは肥料を控え、生育を抑制する。強い光線だと生育が悪くなるので、春と秋はレースのカーテン越しの光線に当て、夏は半日陰のところに置く。冬越しは、寒さには強く、5度あれば越冬するので、室内でガラス越しの光線に当てる。下葉が上がってきたら、根詰まりや株の老化などが原因なので植えかえる。
園芸分類 観葉植物 背丈 30cm~2m程度
花色
開花期
耐寒 弱い 耐暑 強い
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